ウェブサイトなどをHTMLなどでコーディングする際、同じファイルを複数のページで参照する場合に、そのファイルを相対パスや絶対パスなどで指定します。
相対パスの問題
ただし、相対パスを使うと、階層が変わるたびに、指定を変えなくてはならないため、手間が増えます。
例えば、ルートにある「img」フォルダ内の「image.png」というファイルを <img src=””>で参照することを考えてみます。
同じルートディレクトリであれば、以下のように記述することになります。
<img src="img/image.png">
しかし、階層が下になるにつれて、上記の記述は、以下のように変わってしまいます。
<img src="../img/image.png">
しかも、PHPなどでインクルードして共通パーツを作る際にも、不便です。
しかし、この問題は、「サイトルート相対パス」を使うことで解決します。
サイトルート相対パスの使い方
サイトルート相対パスは、必ず「/(スラッシュ)」から指定を始めます。
例えば、上記の例のように、ルートにある「img」フォルダ内の「image.png」というファイルを <img src=””>で参照することを考えてみます。
その場合、参照元がどのような階層にあったとしても、以下のように記述するだけでOKになります。
<img src="/img/image.png">
このサイトルート相対パスを使うことにより、参照元ページがどの階層にあったとしても、同じコードを使うことができます。
気を付けないといけないのは、ファイルの指定を「/(スラッシュ)」から始めることです。