HTMLを記述する際、ソースの最初の方に以下のコードを含むことが多い。
<html lang="ja">
これは「lang属性」と呼ばれるもので、そのHTMLがどの言語で書かれているのかを示すものだ。
上述の例の場合、ja は日本語を示すので、そのHTMLが日本語で書かれていることが分かる、というわけだ。
この「lang属性」を適切に指定することで、例えば自動翻訳などで正確に訳されることもあるかもしれない、ということだが…。
Google が「lang属性」を無視していることが判明
先日、世界最大級の検索サイトである Google が、この「lang属性」を全く無視していることが判明した。
つまり、少なくとも SEO を目的とする限りにおいて、「lang属性」を記述する必要性はかなり低いということになる。
もちろん、自動翻訳などの技術が将来的に発達した場合、この「lang属性」があると正確性が増す可能性はある。
ただ、現在のところ、Google に対する SEOの目的としては記述する必要はない、ということになる。
まあ、そもそも、将来的に自動翻訳などで「lang属性」が使われることがあったとして、それほど技術が進歩した時には、このコードが無くても、適切に言語を判断できるようになっている可能性が高いと思われる。
とはいえ、別にこのコードを記述していたとしても、悪影響があるというわけではないし、短いコードなので速度や可読性にも影響がほとんどない。
というわけで、記述していたとしても、何の問題もないだろうし、将来的に何かに使われることもある可能性もあるので、とりあえず現状としては記述しておく方が良いかもしれない。