Python では、コーディングの際に「インデント」が重要な意味を持つ。
インデントとは、日本語で「字下げ」などとも呼ばれる。文章でいえば、段落の際に文の前に置かれる空白スペースのことだ。
HTML などの言語では、インデントは単なるコードの見栄え程度の意味しか持たないので、インデントするかしないかはコーディングする人の好みになる。
だが、Python ではインデントの有無によってコードの意味自体が変わってしまうこともあるので、注意が必要だ。
インデントで作る「ブロック」とは
Python では、インデントによって作られた部分を「ブロック」と呼ぶ。
ブロックは、インデントが作られると開始し、そのインデントが無くなると、そのブロックは終了することになる。
ブロックの中にさらに他のブロックも含めることが可能だ。これにより、階層的なコードが作れるようになる。
インデントの空白の数は何個が適切?
それでは、インデントに含まれる空白の数はいくつにすればよいだろうか。
これは、それぞれに好みになるが、一般的には「4つ」の空白を入れることになっている。これは、Python 標準の空白数だ。
ただ、例えば Google では、2文字の空白スペースが入れられているという。