「ラの音」、つまり英語でいえば A の音の周波数は、国際会議で 440 Hz(ヘルツ)に決められた。
「Hz(ヘルツ)」というのは、1秒間の振動数を表すので、Aの音を鳴らすと1秒間に440回振動するわけだ。
この場合、基準となるAの音は、ピアノの鍵盤でいえば真ん中の「ラ」のこと。ト音記号の五線譜でいえば、第二間の「ラ」の音である。
「A = 440 Hz」と定めた国際会議とは
A の音の周波数を440 Hz と定めた国際会議とは、1939年にロンドンで行われた国際会議のことだ。
この国際会議は、ISAによって開催されたもので、この会議で採択されたものが、1955年に国際標準化機構(ISO)によって採用されたという経緯がある。
ISAとは「万国規格統一協会」のことで、国際標準化機構の前身とも言うべき組織である。
⇒「音楽」トップへ