pythonで、シングルクォート(’)やダブルクォート(“)の前に「r」もしくは「R」が付けられている場合があります。
この「r」は、「raw文字列」を示すものです。
raw文字列で指定された文字列リテラルでは、円記号(¥)もしくはバックスラッシュ(\)でもエスケープシーケンスとして扱われません。
raw文字列を使う場合
raw文字列では、上述のように円記号(バックスラッシュ)がエスケープシーケンスとして扱われません。
で、raw文字列をどんな時に使うのか、というと例えば「パス(path)」を記述する場合に便利なのです。
パスには、円記号(バックスラッシュ)が使用されますが、通常の文字列リテラルだと、エスケープシーケンスの動作を打ち消すために、円記号(バックスラッシュ)を並べなければいけません。
しかし、raw文字列を使えば、パスをそのまま記述できますので、そういった煩わしさから解放されるわけです。
raw文字列の構文(文法)
r’文字列’
r”文字列”
など。